セルロースファイバーのメリットとデメリット

投稿日:2017年04月29日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | よくあるご質問 | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

今回は、セルロースファイバーの魅力とその他の断熱材との比較について簡単にご紹介させていただきます。

セルロースファイバーは断熱性調湿効果防虫効果吸音効果耐火性など、多くのメリットを兼ね備えています。

やはり、調湿効果はとても有効です。石油由来出来ている断熱材とは違い、壁体内の結露を防ぎます。

 

セルロースファイバーには、多くのメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

それは、他の断熱材に比べ、価格が高いという事です!

 

<理由>

セルロースファイバー自体の値段もそうですが、施工に手間がかかるため施工費が、グラスウールやロックウールと比べて施工単価が高いとされています。

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<一般的な断熱材の特徴>

・グラスウール

吸音材として使用される綿状のガラス繊維。断熱性・吸音性が高いです。グラスウールには調湿効果がなく、製造エネルギーが高い素材です。

 

・ロックウール

玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維です。 建築物などの断熱材や培地として広く用いられるほか、吸音材としても用いられています。 耐火性にも優れています。建築基準を満たすものとされていますが、過熱した際には有害物質が微量発生します。

 

・ポリスチレンフォーム

発泡プラスチック系の断熱材の一種。ポリスチレンを主原料に発泡成型したボード状の断熱材で、吸水性・透湿性・熱伝導率が小さい。簡単に言うと、発泡スチロールのことです。

 

・ウレタンフォーム

ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたスポンジ状の断熱材。現場で発泡するため、隙間なく施工することができます。高い耐熱性を発揮し、対応できる温度範囲が広いですが、耐火性能がなく、延焼した際は黒煙を発生します。

 

・セルロースファイバー

天然の木質繊維でできた高性能な断熱材です。新聞紙を主原料とし、難燃剤(ホウ酸など)を添加して製造される。断熱性・調湿効果・防虫効果・吸音効果・耐火性など多くの性能を持ち、環境を配慮し、製造エネルギーを最小限に抑えた、地産地消のエコ断熱材です。

 

断熱材の種類もさまざまです。もちろん、価格や商品の特徴、施工性など、、、

それぞれの断熱材も、しっかりとした施工がされていれば、断熱性能は、ほぼ同じなのです。

最終的には工務店様やお客様が選ぶ事になりますが、環境や万が一の火災時などを考えると、どの断熱材を選ぶのが良いのかが見えてくると思います。

 

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流通課/田山