セルロースファイバー/ホウ酸の毒性は?

投稿日:2014年07月31日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | 雑談

今回は、【EMセルロースファイバー】に添加されているホウ酸について簡単にご紹介させて頂きます。

ホウ素(ホウ酸塩)は、工業用品から家庭用雑貨まで、あらゆる用途で使用されています。もちろん、難燃剤としてEMセルロースファイバーにしようしています。

ホウ素は、植物にとって必須元素です。野菜や果物などは、ホウ素肥料がないと良く育ちません。健康にとっても大切な微量栄養素なのです!一般的に、成人で水や食事から1日1-3mgのホウ素を摂取すると言われております。

動物・植物とも、生きるためにエネルギーが必要です。栄養分をエネルギーに変える代謝反応には、多くの補酵素が働きます。ホウ酸は補酵素と強く結合し、機能を失わせることで代謝をストップさせると考えらえます。このため、細胞内のホウ酸濃度が高くなると生物は餓死してしまいます。これがゴキブリ退治用のホウ酸団子の原理です。

哺乳動物が過剰のホウ酸塩を摂取すると、血液中のホウ酸濃度は上昇しますが、細胞に届く前に腎臓で濾過され、尿として排出され細胞内のホウ酸塩濃度は完全な水準に保持されます。このため、哺乳動物に対するホウ酸塩の毒性は微弱で、急性毒性は食塩と同等です。

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是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。

流通課/田山