省エネ・エコロジー

省エネ・エコロジー

環境にやさしい断熱材

セルロースファイバーは、グラスウールやロックウールなどの鉱物系繊維に比べて、生産時の製造エネルギーが掛かりません。
環境にやさしい、エコな断熱材です。

木から作られる新聞紙をリサイクル

新聞紙の原料となるパルプは木から出来ています。木材を細かく砕き、水に薬品を加えて溶かし、その中からセルロース、ヘルセルロースを取り出すと紙の原料であるパルプになります。
紙は水につけ強く混ぜると繊維間の結合が解消して繊維が水の中で一本ずつバラバラになります。これを離解といい、この性質が紙のリサイクルにつながります。紙は常温の水の中でリサイクルをはじめるので多くのエネルギーを必要としましせん。これに対して、金属類やプラスチック類のリサイクルはその物質の融点以上の加熱を必要とし膨大なエネルギーが投入されているのです。

紙のリサイクルと地球環境

紙のリサイクルは循環型経済社会形成の推進に大きな役割を担っています。世界の森林は毎年、日本の国土の五分の一の面積にあたる約730万ヘクタールが減っています。
地球温暖化の原因の6割は二酸化炭素の増加によるものといわれています。森林は二酸化炭素の吸収・固定に大きな役割を果たしており、それを担う木材の伐採地球温暖化を促進しています。天然資源の木材から紙をつくるのに比べると、紙のリサイクルはエネルギーの消費が削減されるばかりではなく、地球資源の延命にも寄与し、地球環境の保全に繋がります。