防音|遮音|吸音の違いとは?

投稿日:2018年10月21日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | よくあるご質問 | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

 

今回は、『防音』について簡単にご紹介させていただきます。

騒音対策を考える場合に、よく使われる言葉として『防音』、『遮音』、『吸音』という3つがあります。

 

それぞれ防音・遮音・吸音・の違いはどのような事でしょう?

 

防音とは・・・

『防音』とは、外の音が室内に入ったり、室内の音が外に漏れたりするのを防ぐことを意味します。

防音という言葉は概念的なものであり、具体的な方法論を意味する言葉ではありません。
実際に防音するための具体的な対策が、『遮音』と『吸音』です。

防音対策、防音素材と言われるものは、実際には遮音、吸音を機能させる対策や素材のことを指しています。

 

遮音とは・・・

『遮音』とは、防音をする方法のひとつであり、具体的には空気中で伝わってくる音を遮断して、

外へ音が透過しないようにする方法を指す言葉です。遮音は防音対策の中でも、最も簡単に行える手段のひとつとされています。

 

簡単にいえば、伝わってくる音を跳ね返すことで、音を遮断させるというものです。

外に漏れてしまう音の大きさが、小さければ小さいほど遮音性が高いという事になります。

音漏れの心配が少なくなるのがメリットですが、必要以上に遮音性を高めてしまうと、室内で音が反響してしまうリスクもあるので、結果として音が聞き取りにくくなったり、聞こえる音そのものが元の音と変わってしまったりする場合があるとされています。

 

遮音をするためによく用いられる素材として、鉄板やコンクリート、石膏などが代表的です。遮音をするために優れている素材ですが、重量が重く費用もかかることから、施工効率は良くないと言われることもあるそうです。

 

 

吸音とは・・・

『吸音』も遮音と同じく防音をするための方法です。音を吸収することで音の反射を防ぎ、音が室外に透過することを防いだり、音を発している室内における音の反響を抑える方法を指す言葉です。

 

細かい穴(細孔)がたくさんある素材によって、音を取り込み、その中で拡散させることで音を吸収させるものです。吸収によって反射する音の大きさが小さければ小さいほど、吸音性が高いということになります。
外に音が漏れず、かつ室内でも音がクリアに聞こえるのが、遮音との違いです。その反面、吸音性を高めすぎてしまうと、反響音がまったくなくなり物足りないと感じてしまう場合もあるようです。

 

一般的に用いられる素材としては、グラスウール、ロックウール、ウレタンフォームなどが多いでしょう。もちろん、セルロースファイバーも含まれます^^

 

防音対策を行う上で、まずは遮音対策を基本として考えながら、適切な吸音対策を組み合わせることで、効率性を考えることが大切とされています。

遮音、吸音のそれぞれの違いをしっかりと理解して、万全の防音対策をする事をお勧めいたします♪

 

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是非、お気軽にご相談くださいませ。

 

快適な住空間のご案内はこちらより^^

次回は、「気密」についてご紹介させていただきます♪

 

流通課/田山