湿度の高低による影響|湿気対策について

投稿日:2020年06月30日 投稿者:流通課
カテゴリー:passiv material | お知らせ | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

 

今回は、今の梅雨時に誰しもが考える湿度について、簡単にご紹介させていただきます。

 

【湿度】

私たちが普段吸っている空気の中には水蒸気が含まれており、この水蒸気の量を湿度と呼びます。湿度というと一般的には、空気が含むことのできる水蒸気量の上限に対し現在はどれだけの水蒸気が含まれているか、を表す『相対湿度』のことを指します。

また、空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。

 

<相対湿度>

ある湿り空気の水蒸気分圧と、その湿り空気における飽和空気の水蒸気分圧の比 ※単位「%」表記

 

<絶対湿度>

このほかの湿度の表し方に「絶対湿度」があります。 絶対湿度は、湿り空気に含まれる水蒸気の質量を指し、乾き空気1kgに対する量 ※単位「kg/kg」表記。

 

【湿度の影響】

建築物環境衛生法では湿度40%~70%が適正湿度と定めてられております。

一般的に人に快適であり、かつ健康的である適正湿度は40%~60%と言われています。

カビやダニ、ウィルスなどの発生が起きにくい状態も湿度は約40%~60%の間です。

これらの数値を超えたり、不足したりすると様々な面で悪影響がありますので、下記にてご紹介させていただきます。

 

<湿度が高い時>※梅雨時期から夏場にかけて

・発汗による体温調節効果が低下し、熱中症になりやすくなる。
・体内に熱がこもることで、体力の消耗が早くなったり、ダルさを感じやすくなる。
・消化酵素の働きが悪くなり、食欲不振に陥る場合がある。
・アレルギー疾患や感染症などの原因であると言われる、カビが発生しやすくなる。
・梅雨から夏にかけての時期は、ダニやムカデなどの害虫が発生しやすくなる。

 

<湿度が低い時>※冬場から春先前にかけて

・呼吸器系の粘膜が乾燥することで、風邪などのウイルスが体内に入りやすくなる。
・インフルエンザなどの病原菌が増加する。
・髪や肌が乾燥し、パサつき・肌荒れ・かゆみの原因となる。
・静電気が発生しやすくなり、機械類の故障の原因となる。
・青果物の鮮度や品質が低下する。
・絵画や古美術品のひび割れや劣化が起こりやすくなる。

 

住宅においても、今の時期は、家の中がジメジメとした日が続きますが、この環境はカビにとっては、最高の環境であり、繁殖が盛んになってきます。

温度差が生じると、結露でカビを発生させたり、結露の水分を吸い重くなった断熱材がズレ落ち、構造体である木を腐らせる、白アリの被害の発生を引き起こすなど、大切な住宅の寿命を縮めてしまう事もあります。

 

【湿気対策】

換気やエアコンに頼らなくていい、快適な室内環境をつくりだすには、適度の湿度を保つ、吸放湿性がとても重要なのです。

セルロースファイバーの、吸放湿効果は、室内の表面結露、内部結露を防ぐのに大きな効果があります。

 

日本の夏は、温度が高いうえに湿度も高いので、日本特有の高温多湿の環境における住まいの湿度調整には、木材が最も適しています。

だからこそ、『EMセルロースファイバー』が最適なのです!

セルロースファイバーで、湿度60%前後に調湿し、カビやダニ、ウィルスの発生を抑え、健康で快適な生活を実現する事が出来ます。

 

暑い日が続きますので、体調には十分に気を付けていただき、快適な住環境をご提案してみてはいかがでしょうか^^

その他、施工方法など是非、お気軽にお問い合わせください。

次回は、簡単にできる湿気対策についてご紹介させていただきます。

流通課/田山