セルロースファイバー(新聞紙)の歴史

投稿日:2014年02月26日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | 雑談

今回は、セルロースファイバー歴史について少しご紹介させて頂きます。

セルロースファイバーとは、新聞紙をほぐした紙の繊維でつくられる自然素材であり、その上、製造から廃棄までのエネルギーが最も小さく、環境を配慮した「地球にやさしい」エコ断熱材です。

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つまり、セルロースファイバーは新聞紙の再利用ですが、資源の有効活用という点からみても、エコロジーなのです。

新聞や電話帳、雑誌を燃やすのはもったいない・・・こんな発想で、アメリカの鉱山資源省と電力会社が共同で新聞を、わたあめを作るように遠心力で繊維にした断熱材を作りました。その後、建設省建築研究所がアメリカでこんな断熱材が普及しているが、日本でも作れないかと、大手製紙メーカーに話を持ちかけた1980年、日本でのセルロースファイバーの製造が始まったとされています。

昔から、新聞紙はさまざまの使い方をしてきました。アイスキャンディーを新聞紙で包んで溶けないように、さらに手が冷たくないようにと・・・また、焼き芋では、熱くて素手で持てないので、新聞紙で包み熱を吸収させるなど・・・しかも、熱を閉じ込めて冷めないようにしてくれるばかりか、おいしさも閉じ込めてくれる。身近なところでいろいろな形で有効に使われていたのです。新聞紙というのは日本人の生活には欠かせないものだったことが言えます。

木から生まれ大地に還るセルロースファイバー。

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流通課/田山