ファイヤーストップ材の設置

投稿日:2019年10月31日 投稿者:外渉課
カテゴリー:passiv material | よくあるご質問

EMセルロースファイバーを使用した省令準耐火構造の住宅も

非常に増えており、その施工方法の問い合わせをいただくことがあります。

 

省令準耐火構造での注意点

木造軸組工法の場合、他室への延焼遅延の効果を

発揮させるために、各所にファイヤーストップとなるよう

決められた施工をする必要があります。

 

EMセルロースファイバーを壁面に充填する場合

このファイヤーストップとなる施工をする上で

特性上、注意しなければならない点があります。

 

一般的にセルロースファイバーは壁体内に吹き込みます。

シートで壁を覆い、その中の空間に吹き込んでいきます。

吹き込んだ後、石膏ボードを張っていきます。

 

天井と壁の交差する部位は注意が必要で

吹き込むという特性上、天井を組む前と組む後では

シートの張り方が変わってきます。

石膏ボードは省令準耐火の構造上、

天井上の軒桁や胴差まで張り上げる必要があります。

 

ただし、壁の石膏ボードを先に壁面に張ってしまうと

中にセルロースファイバーを充填することができません。

天井の野縁を組む前であれば

壁面にシートを張っていき、充填すればよいのですが

なかなか大工さんの手を止めることもできないので

天井の野縁を先行で組まれることがほとんどです。

その場合、大工さんで野縁の上から軒桁や胴差までの隙間に

先行でシートを張り、その上に石膏ボードをカットして

張り付けていく方法が取れます。

 

一例はこちら

 

天井裏から

天井下から

 

大工さんが先行でシートと石膏ボードを施工することで

壁面と天井裏への施工を同時に進めることができます。

こうしたやり方は慣れた大工さんの一例ですが

こうした工夫で、施工のスムーズさは一気に上がります。

 

施工方法についてご不明な点等ございましたら

お気軽にご相談くださいませ。

真冬に向けてEMセルロースファイバーの施工も非常に増えております。

隅々まで充填でき熱欠損が非常に少ないEMセルロースファイバーを

ご検討ください。

 

EMセルロースファイバーのご購入はこちら

https://www.ok-depot.jp/passiv_material/pm_insulation/passivmaterial-emcell.html

 

建材事業部 外渉課 フセヒロシ