断熱材の役割

投稿日:2016年01月26日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | 雑談

おはようございます。

OK-DEPOTの中川恭輔です。

今日は断熱材についてのお話です。

断熱材の役割

断熱とは
断熱とは、熱が伝導や対流、放射によって伝わるのを防ぐことで、主に伝導を防ぐことを断熱といい、JISでも定義されています。
放射を防ぐ場合は遮熱といいます。

物体が移動せず、直接触れ合うことによって熱を伝える。
→ホットカーペット など

物体の流れを媒体させることにより、間接的に熱を伝える。
→エアコン・ファンヒーター など

物体が電磁波を出し、対象が電磁波を吸収することによって熱を伝える。
※放射は、真空でも熱を伝えることができる。

地球が太陽から熱を得るのは熱放射。
→岩盤浴・ストーブ・ハロゲンヒーター など

断熱材とは
断熱材とは、熱伝導を防ぐ働きをするものといえます。主に、熱伝導性の低い素材が用いられます。

気体(空気)は熱伝導性が低く、断熱材として最も有効ですが、対流を起こすと熱を伝える媒介として機能しています。
逆に、固体は分子密度が高いので対流しませんが、熱伝導を起こしやすい物体です。
液体は、熱伝導と対流を起こすため、断熱材としては不適当です。

現在利用されている断熱材は、密度の低いウール状繊維で熱伝導率の低い空気を簡易に閉じ込める繊維系断熱材や、
固体の中に気体の泡を多量に持つ発泡系断熱材が広く利用されています。