セルロースファイバー|ホウ酸|性質について
こんにちは
OK-DEPOTの田山いさおです。
今回は【EMセルロースファイバー】に添加されているホウ酸の性質について簡単にご紹介させていただきます。
お客様によって、ホウ酸の毒性など心配とされていますが、本当に危険なものなのでしょうか。
ホウ素(B)は、原子番号5の元素であり、天然には酸素と結合したホウ酸塩として存在します。
代表的なホウ酸塩には、ホウ酸とホウ砂があります。
ホウ酸は「殺菌剤」「殺虫剤」「医薬品」(眼科領域)「難燃剤」などに使われている弱酸の無機化合物で、常温常圧では無色の結晶または白色粉末で水溶液では弱い酸性を示し、工業用品から家庭用雑貨まで、あらゆる用途で使用されています。
『性質』
ホウ酸塩を無機原料に混合すると、溶融温度を低下する効果があります。この性質を利用して、ガラスや釉薬(ゆうやく)をより低い温度で加工することができます。
また、ある種のホウ酸塩を洗剤に添加すると、洗濯物が白く仕上がります。洗濯に温水を使用するヨーロッパではよく利用されているそうです。
ホウ素は、私たちの健康にとって大切な微量栄養素です。成人は、水や食事から1日1~3mgのホウ素を摂取しています。ホウ素は栄養分をエネルギーに変える代謝や骨の健康、脳の機能向上に役立ちます。その他にも、ホウ素は、植物にとって必須元素であり、特に野菜や果物は、ホウ素肥料がないと良く育ちません。
世界で肥料として使用されるホウ酸塩は年間6万tとも言われています。日本では、毎年3千tのホウ酸が果樹園や野菜畑に微量肥料として散布されているそうです。
次回は、ホウ酸の効果をご紹介させていただきます。
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是非、お気軽にお問い合わせください。
流通課/田山