セルロースファイバー|ホウ酸|防虫|防カビ|耐火効果|

投稿日:2018年05月31日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | よくあるご質問 | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

 

今回は【EMセルロースファイバー】に添加されているホウ酸について簡単にご紹介させていただきます。

ホウ酸と聞くと、安全性は大丈夫?と思われる方もいると思いますが、本当に人体への影響はないのでしょうか?

 

<防虫効果>

ホウ素(ホウ酸塩)は、工業用品から家庭用雑貨まで、あらゆる用途で使用されています。「殺菌剤」「殺虫剤」「医療品などでは、目薬にも含まれています。

ホウ酸はシロアリ・ゴキブリの他、ヒアリ、蚊など害虫全般に有効です。人間にとっては無害だが、害虫などは体内で分解することが不可能なため、生きていられないのです!

ホウ酸団子がゴキブリ駆除に有効であることは広く知られていますね。

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<防カビ効果>

カビの胞子はとても小さくたえず至る所に存在します。カビはあらゆる建築物の中で非常によく見られるもので、条件さえ整えばどこにでも発生してしまいます。

ほとんどのカビは人体やペットには害はありませんが、建築物にはダメージを与えます。

木製建築部材は腐朽されていきます。木材劣化生物は、ホウ酸塩を含浸させた木材を食害したり腐らせたりできません。

シロアリや食材甲虫がこの木材を摂食すると、細胞中のホウ酸濃度が高まり死ぬことになります。

 

 

<耐火効果>

ホウ酸塩は、木材、木綿などのセルロース材料の防炎剤として用いられることがあります。

セルロースの素材は、高温で炎を上げて燃え上がる場合と比較的低温で炎を出さずにくすぶる場合があります。ホウ酸塩は、炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生を押さえる作用があります。ホウ酸塩と結合した水は、気化して炎燃焼を抑制します。また溶融したホウ酸が炭化物の周囲に保護膜を形成し、空気の供給を低減します。

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新聞紙を粉砕して住宅の断熱材とするセルロースファイバーもくすぶり燃焼をしやすい材料です。

セルロースファイバーは、主原料が新聞紙のため、「すぐに燃えてしまうのでは?」と思われる方もいると思います。

しかし、ホウ酸・ホウ砂の薬剤を添加することで、万一の火災の時も、炎が燃え広がることはありません。また、木(新聞紙)から生まれた自然素材のため、火災の時に有害なガスを発生させたり、断熱材が熱で溶けることもありません。

 

<燃焼実験>

  

燃焼実験動画はこちらより

 

地球環境に優しい地産地消の断熱材『EMセルロースファイバー』

是非、お気軽にお問い合わせください。

流通課/田山