セルロースファイバーの機能とは?

投稿日:2018年08月10日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:passiv material | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

 

前回は、木の機能についてご紹介させていただきましたが、今回は、セルロースファイバーの機能について、簡単にご紹介させていただきます。

 

セルロースファイバーの最大の機能は、『吸放湿性』『断熱性』です。

セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が絡み合い、空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも空気胞が存在しています。

この空気の存在がよりいっそう熱や音を伝えにくくしているうえに、木質繊維特有の吸放湿性を持っているので、適度な湿度も保っています。よって、住宅の室内でもその効果は有効なものになります。

 

上記のように、木が本来持っている一定の湿度を保つ「吸放湿性」や「断熱性」といった優れた機能を、セルロースファイバーは、そのまま受け継いでいます。

 

<吸放湿性>

身近な例として、野菜を冷蔵庫に保管する時に、ナイロンのような物で包むよりも、新聞紙に少し水を浸して野菜を包んだ方が、2~3日間は長持ちします。父親の実家から採れた野菜をいただく時にも、確かに新聞紙で包んでいた事を覚えています。

 

<断熱材>

雪山を目指す登山家は、お腹に新聞紙を詰め込んで寒さから身を守る人もいるそうです。もちろん、今は防寒具などが改良され、実際にやっている人は少ないかもしれませんが、、、

また、和室にある障子も、障子紙1枚「ある・なし」では、室内の温度が全く違いますよね。薄い紙1枚にも断熱効果があるからなんですね!

 

このように、古くからの知恵で日本人に使われていた新聞紙を主原料にした『セルロースファイバー』は、木の機能をそのままで断熱材にした、安全なものと言えるでしょう。

まだまだ、日本住宅の断熱材使用として需要は少ないですが、少しでも多くの人に、その良さを知っていただき普及に繋がる事が、製造している側として願いです^^

 

【EMセルロースファイバーとは?】

流通課/田山