セルロースファイバー|新聞紙|自然素材|吸放湿性|断熱材

投稿日:2019年09月28日 投稿者:流通課
カテゴリー:passiv material | お知らせ | 雑談

こんにちは

OK-DEPOTの田山いさおです。

 

今回は、セルロースファイバーの良さと新聞紙の魅力を簡単にご紹介させていただきます。

 

<呼吸する断熱材>

セルロースファイバーは、古来より用いられる断熱材の一つで、綿・おがくず・トウモロコシの穂軸・新聞紙などの多くの種類が利用されてきました。現在は古新聞などを裁断し、難燃剤(ホウ酸など)を添加したものが主流となっていて、品質自体も以前に比べて良くなっています。もちろん、弊社のセルロースファイバーも、新聞古紙を主原料として、難燃剤を添加して製造しております。

 

木材が本来持っている吸放湿性という性質を損なわない断熱材【セルロースファイバー】こそは、呼吸する究極の断熱材と言っても良いのではないでしょうか。

 

セルロースファイバーは、壁や天井・床の断熱材として使われますが、それは将来、建物を解体した後も自然素材なので廃棄の際に大きな問題もなく自然に還るというメリットも考慮されています。木から生まれ、土に還ったときもにも木の栄養素となり、自然循環をするのです。そういう意味では生涯エコであり続けます。

 

近年、建材や家具などから放出される有害化学物質(シックハウス症候群)が問題になっていますが、これらは喘息や皮膚疾患、体調不良などを引き起こす原因になっているとも言われています。

国土交通省の外郭団体の中にある公的試験機関では、こうしたシックハウス症候群を引き起こすとされる物質の試験「化学物質放散速度測定試験」を行っていますが、セルロースファイバーは、木材と同じ安全性があることが証明されています。

 

また、セルロースファイバーはの原料は新聞紙なので、新聞紙のインクには有害化学物質が含まれているのではないか、とよく質問されることがありますが、日本の新聞紙に使われるインクは概ね植物性のものが使われていて、人体への影響はほとんどないとされています。

特に日本のインクは、エコマーク商品認定品であり、極めて安全なものと言えると思います。

考えてみれば、新聞紙はさまざまな活用がされています。あまり見かけなくなってきたかと思いますが、とある町で昔ながらに製造販売しているアイスキャンデーの店でのことです。何と、できたてのアイスキャンデーを新聞紙で包んでくれたそうです。アイスキャンデーが溶けないように、しかも手が冷たくないようにとの事です。

 

その他にも吸放湿性で話をすると、新聞紙に少し水を浸して野菜を包み冷蔵庫で保管することによって長持ちします。焼きたての焼き芋は、素手では熱くて持てないですが、新聞紙に包むと熱を吸収してくれ、普通に持つことができます。

このように、日本人は昔から現在に至るまで、新聞紙と大きく関わって生活がされてきました。その新聞紙を使ってできた断熱材は、もちろん安心安全の断熱材なのです。

 

地球環境にやさしいエコな断熱材『EMセルロースファイバー』

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     流通課/田山