呼吸する断熱材|セルロースファイバーの魅力
こんにちは
OK-DEPOTの田山いさおです。
今回は、弊社で自社製造している『EMセルロースファイバー』についてご紹介させていただきます。
セルロースファイバーは、人に優しい断熱材や呼吸する断熱材とも言われています。
それはどのような事なのでしょうか?
<呼吸する断熱材>
セルロースファイバーの最大の特長である、木質繊維が持つ吸放湿性です。セルロースファイバーはセルロースの細胞膜に気体状の水分子がセルロースと結合して存在していて、その結合した水分子が飽和点に達しない限り細胞外には出ないという特性があります。よって、かなりの保湿性があり、結露を起こしにくいという事になります。
<セルロースファイバー:吸放湿性能イメージ>
40坪程度の家をセルロースファイバーで『床・壁・天井』をすっぽり包み込むような施工をすると、
約1tのセルロースファイバーを使用することになります。
セルロースの飽和点は重量比30%で、そのうち30%の約300kg(300L)の保湿能力があることになります。
<呼吸できない断熱材>
グラスウールやロックウールなどの鉱物繊維自体には調湿性はありません。そのために空気層に湿気をため込み、断熱材自体の水分含有率が高くなり、その水分によって熱を伝えやすくなるため、断熱材効果はなくなり、壁の内部に結露を起こすことになってしまうのです。石油化学系の断熱材は水に強いのですが、その反面、調湿性はありません。
上記のように、壁内のグラスウールが水分を含みカビが発生しています。酷くなると、壁の表面にまで出て壁紙や家具などにもカビが発生してしまいます。
セルロースファイバーは、その他にも様々な特性を多く兼ね備えています。
<セルロースファイバーの特徴>
断熱材は、調湿性能がある事で、乾燥や湿潤による木材の収縮・膨らみ・割れや反りなどが起こりにくい環境となり、構造躯体にもやさしく、家が長持ちします。
今日様々な断熱材がある中で、断熱材としてどのような性能が求められるのかがとても重要です。
環境や住宅に、人にも優しい断熱材『EMセルロースファイバー!』
商品仕様、施工、価格などお気軽にお問い合わせください。
流通課/田山