セルロースファイバー|よくある質問|添加剤の毒性は?
こんにちは
OK-DEPOTの田山です。
今回は、【EMセルロースファイバー】のよくある質問の中で、添加されているホウ酸の毒性ついてご紹介させていただきます。
弊社では、自社工場にて地産地消の断熱材として、新聞古紙を主原料とした断熱材『セルロースファイバー』を製造しております。
<添加剤の毒性について>
断熱材の製造過程において、ホウ酸を使用しておりますが、その理由として様々な効果をもたらしてくれます。一般的にホウ酸は殺虫剤や殺菌剤として用いられていますが、その毒性は低く、人体への蓄積・残留は、ほとんどありません。簡単に言えば、皆様も毎日摂取している食塩とほぼ同じとなります。その他では、殺菌剤・殺虫剤・医療品などにも使われていて、身近なものでは目薬にも使われているので、安全性は確かなものとなっております。私たちの生活の中で多く取り扱われていますので、使い方を間違えなければ、人体には害はほとんど無いと言ってもよいでしょう。
詳しい効果など、下記にてご説明させていただきます。
<防虫効果>
ホウ素(ホウ酸塩)は、工業用品から家庭用雑貨まで、あらゆる用途で使用されています。
ホウ酸はシロアリ、ヒアリ、蚊など害虫全般に有効です。
ホウ酸団子がゴキブリ駆除に有効であることは広く知られていますね。
ゴキブリの好物である玉ねぎや、ジャガイモ、小麦粉、砂糖、米ぬかなどを誘引材料とし、そこにホウ酸を混ぜたものがホウ酸団子です。
ホウ酸団子を食べたゴキブリは脱水症状を起こし、乾燥死します。ゴキブリは表皮と経口の二ヶ所からホウ酸の毒を摂取し、脱水症状を起こし、水を求めてさまよいます。そのため、ホウ酸団子設置後は水まわりで死骸を発見することが多くなります。
<防カビ効果>
カビの胞子はとても小さくたえず至る所に存在します。カビはあらゆる建築物の中で非常によく見られるもので、条件さえ整えばどこにでも発生してしまいます。
ほとんどのカビは人体やペットには害はありませんが、建築物にはダメージを与えます。
木製建築部材は腐朽されていきます。木材劣化生物は、ホウ酸塩を含浸させた木材を食害したり腐らせたりできません。
シロアリや食材甲虫がこの木材を摂食すると、細胞中のホウ酸濃度が高まり死ぬことになります。
<耐火効果>
ホウ酸塩は、木材、木綿などのセルロース材料の防炎剤として用いられることがあります。
セルロースの素材は、高温で炎を上げて燃え上がる場合と比較的低温で炎を出さずにくすぶる場合があります。ホウ酸塩は、炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生を押さえる作用があります。ホウ酸塩と結合した水は、気化して炎燃焼を抑制します。また溶融したホウ酸が炭化物の周囲に保護膜を形成し、空気の供給を低減します。
EMセルロースファイバーは、財団法人 建材試験センターの試験(JIS A 9523)及び(JIS A 1321)の性能試験に合格し、難燃3級の性能が証明された安全な断熱材です。
弊社で製造している地産地消の断熱材『EMセルロースファイバー』にも、難燃処理として、15~20%のホウ酸とホウ砂の混合物が添加されます。また、防火地域では耐火面材やサイディングを併用する事で対応可能となります。
セルロースファイバーは、主原料が新聞紙のため、「すぐに燃えてしまうのでは?」と思われる方もいると思います。実際にはどのような燃え方をするのでしょうか。
万が一の火災時にこちらの動画を見て、皆様はどの断熱材を選びますか?
今日の住宅では、さまざまな新建材が使われており、有毒ガスを発生する可能性があります。家族を守る大切な家だからこそ可能な限り、化学系の建材を避け、少しでも多く自然素材の建材を使っていただければと思います。見える箇所にこだわる事も必要だと思いますが、見えない所にもしっかりとした断熱材選びが必要だと思っております。
安心・安全で環境に優しいエコな断熱材!
是非、お気軽にお問い合わせください。
流通課/田山