セルロースファイバー|添加剤|ホウ素系薬品|安全性とは?パート②

投稿日:2020年03月21日 投稿者:流通課
カテゴリー:passiv material | よくあるご質問

こんにちは

OK-DEPOTの田山です。

 

前回に引き続き、お客様より良くご質問いただく内容で、【EMセルロースファイバー】に添加されているホウ素系薬品の安全性や効果ついて分けてご紹介させていただきます。

 

<防カビ効果>

カビ菌は空気中のどこにでも漂っているものですが、条件が揃うと繁殖し広がります。そのため、その原因となる条件をホウ酸で抑制することが出来ます。

 

<カビが繁殖しやすい条件>※カビ菌の種類によって異なります。

・70%以上の湿度60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖)

・20~30度の気温25~28度がもっとも生育に最適)

・栄養分(食品の食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなど)

これらの3つの条件がそろうと、カビは爆発的に繁殖します。

 

カビの繁殖条件の中で、もっとも簡単に対策が可能なのが湿度です。カビ菌は湿度が60%以下になるとほとんど活動できなくなりますので、窓を開けたり冷房を使用するなどして室温を下げるようにするだけで効果はあります。

 

カビ菌が人間の目にも見える程度にまで増殖すると、いわゆる「カビが生えた」という状態になったといえます。※上記写真参照

 

種類にもよりますが、ほとんどのカビは人体やペットには害はありませんが、建築物にはダメージを与えます。

木製建築部材は腐朽されていきます。木材劣化生物は、ホウ酸塩を含浸させた木材を食害したり腐らせたりできません。

シロアリや食材甲虫がこの木材を摂食すると、細胞中のホウ酸濃度が高まり死ぬことになります。

 

 

<耐火効果>

ホウ酸塩は、木材、木綿などのセルロース材料の防炎剤として用いられることがあります。

セルロースの素材は、高温で炎を上げて燃え上がる場合と比較的低温で炎を出さずにくすぶる場合があります。ホウ酸塩は、炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生を押さえる作用があります。ホウ酸塩と結合した水は、気化して炎燃焼を抑制します。また溶融したホウ酸が炭化物の周囲に保護膜を形成し、空気の供給を低減します。

 

EMセルロースファイバーは、財団法人 建材試験センターの試験(JIS A 9523)及び(JIS A 1321)の性能試験に合格し、難燃3級の性能が証明された安全な断熱材です。

もちろん、弊社で製造している地産地消の断熱材『EMセルロースファイバー』にも、難燃剤対策として、15~20%のホウ酸とホウ砂の混合物が添加されます。

防火地域では、耐火面材やサイディングを併用する事で対応可能となります。

 

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セルロースファイバーは、主原料が新聞紙のため、「すぐに燃えてしまうのでは?」と思われる方もいると思います。

 

<断熱材の燃焼実験>

万が一の火災時、、、あなたならどの断熱材を選びますか?

 

今日の住宅では、さまざまな新建材が使われており、有毒ガスを発生する可能性があります。家族を守る大切な家だからこそ可能な限り、化学系の建材を避け、少しでも多く自然素材の建材を使っていただければと思います。

 

地球環境にやさしい断熱材『EMセルロースファイバー!』

安心・安全な断熱材です。

是非、お気軽にお問い合わせください。

流通課/田山