断熱材の熱欠損|隙間があると温かい空気は外へ逃げる!
こんにちは
OK-DEPOTの田山いさおです。
今回は、断熱材の熱欠損についてご紹介させていただきます。
主にシート状の断熱材などで多く見られる施工不良が熱欠損の原因です。
一般的に多く使用されている断熱材としてグラスウールがありますが、製品上施工する際には十分注意が必要です。筋交いやコンセントの部分に隙間があるとそれが原因で結露ができ、カビが発生する事にも繋がります。※下記参照
『隙間があると温かい空気は外へ逃げる!』
例えば、車の中のように高気密な状態で暖房を付けます。ここで、換気のためにガラスを少し開けた途端、冷たい空気が入り込んで、あっという間に冷えてしまいますよね!
温かい空気は密度が軽く、冷たい空気は密度が重いので、温かい空気が外に逃げてしまうからです。実は、同じことが壁の内側で起こります。
木質繊維断熱材のセルロースファイバーは、たくさんの空気を内包しています。
空気は最大の断熱材(※)で、これが、セルロースファイバーの断熱性能を生み出しています。
※対流しない8mmの空気層は、コンクリート55cmと同じ断熱性能を持っています。
隙間無く施工する事で、冷気の侵入を防ぎ、部屋の暖かい暖気を外へ逃がさないようにする事が大切です。セルロースファイバーでは、隙間なく施工する事で高い性能を発揮します。
<施工イメージ>
同時に結露を発生さない効果も十分に期待できます。施工では、専用の機械を使い、透湿シートで覆った範囲に隙間なく吹き込むことができます。
断熱材は、種類の選定だけでなく、しっかりと隙間なく施工する事が大切です。
これからの本格的な寒さに向けて、断熱対策をして快適な住空間で暖かい冬を過ごしましょう。
商品の仕様や施工方法など、お気軽にお問い合わせください。
環境に優しいエコな断熱材『EMセルロースファイバー』です。
流通課/田山