セルロースファイバー|特徴|性能|施工について
こんにちは
OK-DEPOTの田山いさおです。
今回は、『セルロースファイバー』の特徴、性能、施工などをご紹介させていただきます。
グラスウールやロックウール、発砲系の断熱材と比べて、セルロースファイバーは、たくさんの特徴や性能を兼ね備えています。
セルロースファイバーの特徴を簡単にまとめてましたので、それぞれの性能ごとに、ご説明させていただきます。
特徴①<断熱性能>
セルロースファイバーは天然の木質繊維です。木の繊維は、たくさんの空気を内包しています。
空気は最大の断熱材(※)で、これが、セルロースファイバーの断熱性能を生み出しています。
※対流しない8mmの空気層は、コンクリート55cmと同じ断熱性能を持っています。
これにより、冬は暖かく夏は涼しく室内環境にすることが可能です。
特徴②<吸音・遮音性能>
木質繊維ひとつひとつに空気を含んでいて、この厚い空気の層が音を吸収し、伝えにくくする性質を持っています。室内の生活音を室外へ漏らさず、室外の騒音などを室内に入れないようにできます。
特徴③<防カビ・防虫性能>
セルロースファイバーには、ホウ酸が添加されています。一般的に、殺菌剤や殺虫剤など、ゴキブリ対策として『ホウ酸だんご』にも添加されています。毒性は低く、人体への蓄積・残留はほとんどありません。 簡単に言うと、食塩と同じぐらいの毒性です。
身近の物では、目薬や化粧品の防腐剤としても使用されているので安心です。
特徴④<耐火性能>
セルロースファイバーは、ホウ酸を添加することにより、難燃性で延焼しにくい断熱材となります。万が一燃えても、有毒なガスなど一切発生することはありません。
詳しくは、こちらの動画より
特徴⑤<責任施工>
断熱材は、熱欠損を防ぐために隙間なく施工することがとても大切です。
施工技術者が、専用の機械を使い、透湿シートで覆った範囲に、隙間なく吹き込むことができます。
弊社では、自社工場で製造し、専門の技術者が責任を持って施工させていただきます。
このように、セルロースファイバーには様々な性能を兼ね備えています。
今日の住宅メーカーでも、価格や施工性の点から、グラスウールを使用している事が多い事も事実です。
他の断熱材も、各種特徴や性能は様々ですので、断熱材選びと、しっかりとした施工が大切だと思っております。
商品仕様・施工方法など、お気軽にお問い合わせくださいませ。
流通課/田山